内山淳平

獣医学部・微生物学第一研究室・講師

「微生物を利用したヒト・動物の疾患の予防・治療を目指して!」

微生物は、環境に適応するために、我々の叡智を凌駕する生理機能を獲得し、進化してきました。その微生物の生理機能は、疾患の予防や治療に応用されています。微生物の利用する新しい方法を研究開発し、社会に還元することで、私たちの生活は豊かになります。本研究会で、微生物を活用したヒト・動物の疾患の予防法や治療法に関して紹介します。

研究テーマ

・微生物を利用した検査法や治療法の開発

・マイクロバイオームの研究

地球上に最も多い生命体は細菌であり、10の30乗個(100穣個と日本語でいいます!)生息していると言われています。また、その10-100倍多いと言われているのがファージです。このような豊富なバイオリソースは、他に類をみない資源であると考えられます。国際的に、これらの資源を医学や獣医学への応用する研究がなされ始めています。特に、近年、マイクロバイオーム解析を基にした新規プロバイオテイクスの開発やファージを利用した細菌感染治療法(いわゆるファージ療法)の研究開発が国際的に活性化しています。私は、これまでに、動物(イヌやウシ)のマイクロバイオーム研究を行ってきました。この研究を通じて、疾患の進行や予防をするのに有益と予想される微生物を推定しました。この微生物が有用かどうかは今後、これらのデータに基ついた実証が必要です。また、ヒトや動物の細菌感染症に対するファージを利用した検査法や治療法の研究を行っています。


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農・動物・未来研究会

麻布大学と東京農業大学では共同研究プロジェクトを開始しました! 今回は2回のセミナーの実施を計画しています。 その案内、当日の様子などをこちらからお伝えします。

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