五十君靜信

応用生物科学部 農芸化学科 教授

「見えてきた乳酸菌経口粘膜ワクチンの実用化」

感染症対策におけるワクチンの重要性はよく知られており、特に粘膜を介した感染症は多いことから、経口粘膜ワクチンの開発が求められている。とりわけ、食べるワクチンへの期待は大きい。本発表では、実用化が見えてきた乳酸菌を抗原運搬体とするヒトパピローマウイルス(HPV)に対する遺伝子組換え経口粘膜ワクチンに関する研究について報告する。

主な研究テーマ

・乳酸菌の潜在能力に関する基礎および応用研究

・食品媒介感染症の制御に関する研究

乳酸菌はヒトや動物への多様な健康効果が報告されている。特に免疫調節作用については近年大変多くの論文が出され注目されている。乳酸菌のもつ免疫調節作用のメカニズムの解明を進めると共に、乳酸菌を用いて遺伝子組換えによって新たな機能を持たせることにより、ヒトや動物の健康維持に効果の期待できる製剤の開発を行っている。

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麻布大学と東京農業大学では共同研究プロジェクトを開始しました! 今回は2回のセミナーの実施を計画しています。 その案内、当日の様子などをこちらからお伝えします。

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